ZEHとして認められると補助金を受けることができます(※建築スケジュールと補助金のスケジュールが合う場合に限る)。
そのためには細かな要件が定められていますが、そのポイントは「断熱」「省エネ」「創エネ」という3つの要素です。
耐震性 | 大規模地震などが起きた場合でも建物の変形の度合いを一定以下にする措置が講じられていることが必要です。 |
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耐久性能(劣化対策) | 通常考えられる維持管理下で、建物を使い続ける期間が100年以上になるような措置がされていることが必要で、マンションなどの鉄筋コンクリート造や一戸建てなどの木造などの場合ごとに決められています。 |
維持管理・更新の容易性 | 建物本体に影響を与えることなく、配管などの維持管理ができることや、配管の更新時の修繕が軽減される措置が講じてあることが必要です。 |
住戸面積 | 一戸建て住宅では75㎡以上、マンションなどの共同住宅においては55㎡の床面積があること、維持保全計画としては定期的な点検を実施する計画があることなどが必要です。 |
省エネ性 | 断熱性能を保つ措置が講じられている必要があります。 |
バリアフリー性 | 将来バリアフリー改修に対応できるようスペースが確保されている必要があります。 |
可変性 | 居住者のライフスタイルの変化に応じて間取りの変更が可能な措置が講じられている必要があります。 |
住居環境 | 地域の地区計画に配慮した景観を損なわないようなデザインになっている必要があります。 |
維持保全 | 定期的な点検、補修等に関する計画が策定されている必要があります。 |
断熱 | ZEHとして認定されるためには暑さや寒さに影響されにくいよう断熱性能を高めることが必要です。断熱材や窓の性能を高め、断熱性能が上がれば、冷暖房に使うエネルギーを減らすことができます。 |
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省エネ | 「省エネ」にはHEMS(ヘムス)という、住宅内の消費エネルギーと太陽光発電等で創るエネルギーを確認できるシステムが必要になります。また省エネタイプのエアコンや、少ないエネルギーでお湯を沸かせる高効率な給湯システム、消費電力の少ないLED照明などの導入が必要になります。 |
創エネ | ZEHでは太陽光発電システムなどの再生可能エネルギーシステムを備えることが求められます。この「創エネ」で創り出すエネルギーが、消費するエネルギーを上回るようにしなければなりません。 |